男たちの晩餐歌

エコロジストの日々の戯言

消費税増税に関する考察 消費税30%時代へ向けて

ワイ、消費税なんぞ、10%にしようが大して税収なんか上がらんと思うんだわ。

国民は3種類の缶コーヒーを買えるとする。
120円 うまい 富裕層向け
110円 普通  庶民向け
100円 まずい 底辺向け

今、120円の缶コーヒーを買ってた富裕層が、うーん税金も上がったしなあ、と庶民の110円の缶コーヒーを買って飲むようになれば、消費税を8%→10%にしたって逆に税収減るやん?

普通110円買ってた庶民も「うわあ、また増税や、不要不急のもんは出来るだけ買わんようにしよ、そんで少しでも安く売ってるとこググってまとめ買いするんや。楽天のポイントセール、アマゾンのタイムセールのチェックも忘れんようにせんとな!」というふうになり、110円の缶コーヒーは定価でなかなか売れなくなり、100円のを飲むのも現れ始めるんや。

さらに困るのが、今100円で一番安い缶コーヒーを飲んでる余裕のない国民。100円が一番安いのでこれ以上、安い缶コーヒーが無い。そんでTwitterとかSNSで誰かが言い始めるんだよ。缶コーヒーより缶の緑茶のほうが安いし、体にもいいし、オススメ!ってさ。そんでもって、余裕のない国民は缶コーヒーを飲むのを諦めて、80円の緑茶の缶ジュースを飲むようになる。すると困った缶コーヒー・メーカーは80円の緑茶に対抗せざるを得ず、80円の粗悪な缶コーヒーを売り始める。

徐々に物価は下がりはじめ、またデフレが起きる。

日銀は超ウルトラスーパー・セカンドファイナル異次元バズーガじゃあ、と絶叫、アホのように輪転機をフル回転、円を擦りまくるものの、企業は「ふぁ?設備投資?この時代にありえんでしょ?」とどこも金を借りない。

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国民の消費へのモチベーションは低下し、いくら消費税を上げても税収は減り、企業はリストラを再開し、会社のために人間であることを辞め命を削って働くどMの変態社畜以外はポアされ、それでも売り上げ低下に耐えられない会社は消費税を滞納したまま倒産、税収は減り続け、当然に景気も良くならない。税収低下に困った財務官僚は、うーん、じゃまた社会保障費のせいにして消費税を30%くらいにしよっか?ぐふふふ、底辺どもは困るやろけどなあ、と言い出す。

ワイのような情弱にはそんなふうな未来が見えて仕方がない。
どうなんでしょ?先生!?

金の亡者

きっと思ったより未来は透けて見える。リアルに